8月に行われたKORG Gadegt作曲コンペティション「GadgetSonic2021」。今年は2作品応募し、そのうちの1作品「SLOW LIFE」がSONIC OF THE YEAR(準グランプリ)に選ばれました。
去年に引き続きの入選でしたが、今年は選評でミックスについて高評価を頂いたことがとても嬉しく思いました。
私が制作する作品のミックス方法は、音色を加える際にリバーブ、コンプ、EQなどで音をざっくりと整え、仕上げの段階で、PAN、レベルを調整しながらリバーブ、コンプを調整して整えます。工夫しているところは、音の調整作業には、モニターヘッドホン、モニタースピーカー、air pods pro、安いイヤホン、iPadのスピーカー、カーステレオなど、あらゆるヘッドホンやスピーカーで音を流して行っています。コンテストの選評の中で「外部マスタリングツールを使えない中、内部IFX設定を相当工夫している」とのコメントを頂きましたが、受賞作品のミックス作業はこのような方法で時間をかけて行ってきました。
KORG GadgetはiPadのアプリで、PCのDAWに対して機能が大幅に限定されます。つまり、このコンテストは、限られた機能をフル活用していかに高品位な作品を作り上げるかも審査内容の一つだと思っています。そのコンテストで、私の作品がミックスに対して高評価を頂けたことは、とても光栄です。
最後に、私が感じる作品に足りないところ。それは「芸術性」だと思っています。グランプリ作品は、私にはない世界観があり、とても素敵な作品でした。来年は、Gadget Sonic2021の優秀作品参考にして、今以上にレベルを上げて再挑戦したいと考えています。